投稿日:

超巨大な芸術作品「ランド・アート」

古くでは、ナスカの地上絵など、とてつもなく広大な大地に絵を描いたように、現代美術にも様々なスケールの大きな作品があります。「ランド・アート」とも呼ばれているジャンルで、自然や環境そのものを素材にして芸術作品にしてしまいます。今回は数あるランド・アートの作品から3点ご紹介いたします。

まず始めにご紹介するのは、日本で体験することのできるランド・アート、イサム・ノグチが設計した北海道の「モエレ沼公園」です。私も一度、訪れたことがあるのですが、なだらかな丘や、ところどころにあるオブジェのような建造物、面白い形の遊具が設置してあったりして、とても楽しい空間でした。丘を登ると、美しく計画された広大な敷地内を一望でき、空に浮かんでいるような感覚になったのを覚えています。おすすめのスポットですので北海道に訪れた際にはぜひ一度立ち寄ってみてください。

さて次は、光をテーマにした作品を作り続けるアーティスト、ジェームズ・タレルの作品「ローデン・クレーター」を紹介します。ローデン・クレーターはアメリカのアリゾナ州にあるかつての火山を利用していて、火口であるクレーターを造成し平らにならされ、中心にある小部屋から見上げると円を描くように空が切り取られています。鑑賞者はそれが空なのか巨大な平面の光なのか見分けがつかなくなるという作品です。

…と文章で言ってもわかりにくいですよね。

というわけで下の動画を観ていただくとわかりやすいかと思います。

最後にご紹介する壮大なスケールの作品は、アメリカのニューメキシコ州カトロン郡にあります。その名も「ライトニング・フィールド」。ウォルター・デ・マリアが設計したこの作品は、なんと雷が落ちることで完成するアートなのです。

広大な平地に金属の棒が規則正しく建てられており、比較的雷雲が発生しやすいこの地域では、その金属の棒に向かって落雷が起き、それが芸術作品となります。現地ではその「ライトニング・フィールド」の落雷を見学するツアーなんていうのもあるそうです。面白そうですよね。

写真は下記のリンクの記事(英語)に掲載されています。

Walter De Maria – The Lightning Field

さて、今回は3つの現代美術の作品を紹介いたしましたがどの作品にも共通して言えることは、圧倒的なスケールによって感動的な体験ができるということです。

私が小学生の頃、図工の時間で自由に「お城」を作るという課題があったのですが、クラスで一番高いお城を作ることを目標にして製作したことがあります。何を作ったのかもうあまり覚えていないのですが、完成したとき大変満足したことだけは覚えています。

スケールが大きいものにワクワクする、というのはもしかしたら人間の本能に近いことなのかもしれませんね。

The following two tabs change content below.
トキトマデザイン

トキトマデザイン

トキトマデザインの代表です。デザイナー兼 WEBサイト運営 兼 バイヤー。現代美術とデザインと釜玉うどんが好き
シェアする!
コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です