
モダンで、シンプルで、かわいいデザインのスマホケースを新しく作りたい。そう思ってここ最近ずっとこのデザインシリーズの制作に取り組んでいました。その名もmonozo(モノゾ)デザインシリーズです。
monozoは、ギリシャ語で単一を表す「mono」と、日本語の画像の「zo」を組み合わせた造語です。このデザインの目的は、とにかくシンプルに最小限の表現で最大限の魅力を引き出すことです。
第一弾として動物をモチーフにしたデザインを制作しました。動物のモチーフと言えば、他にも「ART ZOO」シリーズがありますが、「ART ZOO」は絵画のような重厚な雰囲気を併せもった表現であるのに対し、monozo(モノゾ)は配色や形状をシンプルに徹したミニマルな(余計なものを省いた)表現になっています。「日常に溶け込むようなシンプルさ」そして「つい持ち歩きたくなるようなかわいさ」の両立をテーマに、どこかにあるような、でもどこにもないトキトマデザインだけのデザインです。全国の動物園をめぐって撮影したたくさんの写真の中から、ふさわしいイメージを厳選してモチーフにしました。
毛の生えた動物は、色と色の境界をよくみると、パステルやクレヨンで描いたようなギザギザの質感でフワフワなイメージを表現しています。(くちばしの部分や、サイの体はフワフワの毛ではないのでシュッとした輪郭になっています。)
また、monozo(モノゾ)デザインシリーズではできるだけ境界線を「線」で表現せずに「色面」の組み合わせだけで表現しております。それによって、よりシンプルなデザインとしての完成度を高めています。そしてシンプルな形だからこそ、写真をそのままコピーするような表現ではなく、ある部分ではあえて形を変えて強調したり、色を思い切って違う色にすることで、新しい魅力を表現しています。
背景と動物の「間」にも配慮しました。余白が余白としてではなく、空間として感じられる様なバランスにし、またスマホケースを折りたたんだ時にもわかりやすい様な位置に動物を配しています。昔からある日本の「屏風絵」の様に「間」を大切にし、折りたたんだ時のことも考えたデザインです。
こちらから商品の一覧をご覧いただけます。
これからも新しいデザインをどんどん追加していきます。もし気に入っていただければ幸いです!

トキトマデザイン

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