シンプルなイラストでメシを食ってる人間の話

私はハルオサン。

文章とイラストで食べている人間です。

 

美大にいったわけでも無い。

イラストの練習をしたことも無い。

だけど、描ける範囲で絵を描いてお金を貰えている。

 

御覧の通り、非常にシンプルな絵です。

 

よく調べ物をしていると、

「もっとシンプルに生きた方が良いよ?」

こんなシンプルをもてはやす言葉を目や耳にします。

物理学者のアインシュタインもこう言っていました。

「あらゆるものは、出来る限りシンプルにするべきである」

しかしその言葉の後に、こう付け加えています。

「ただ、シンプルにしすぎてはいけない」

 

つまりこれは・・・・

シンプルに考えると『何も考えない』は違う。

ということでしょう。

 

だから頭をシンプルにして、シンプルな絵を描くためには、

まず『よくよく考える』必要があると思っています。

 

「何をどう描くのか?」しっかり考える。

この目的をハッキリさせないとシンプルは出来ません。

 

では描きたいものは何か?

 

犬なのか?猫なのか?ネズミなのか?キツネなのか?

目的が決まったら、

要らない情報を捨てる事が出来る。

目的がハッキリしているから、

必要な情報を選ぶことも出来る。

 

・・・ハイ!完成。

ゾウですね。

・・・・・・・・・・・・・

・・・・えっ?伝わりませんか?

 

じゃあ鳴き声を加えてみましょう。

・・・えっ?まだ足りませんか?

 

あなたは欲張りな人ですね?

 

では色を塗ってみましょう。

うん、どこからどう見てもゾウさんだ!

 

 

でも・・・・私だったらコレで十分。

『ゾウ』を描いた!と言ってしまう。

私にとって絵は伝われば良い。

なんなら伝わらなくても良い。

 

誰がなんと言おうと、これはゾウなんだ!

 

「そんなにヘタな絵を描いて恥ずかしくないのか?」

「こんな絵に誰が金を払うんだ?」

 

私はこの絵と文章でゴハンを食べていますから・・・・

そう思われるかと思います。

 

まさにその通り。

でも好きって言ってくれる人もいるんです。

 

それに『誰にもでも好かれるようにする』は、シンプルじゃない。

シンプルは『自分に忠実』じゃなきゃいけない。

 

なぜなら・・・・もし誰にでも好かれるとすると・・・・

いろんな人の色に合わせてなくちゃいけない!

自分をいろんな色に染めなくちゃいけなくなる!

誰にでも好かれようとすると、シンプルからかけ離れる。

きっと心も絵もくちゃくちゃになってしまう。

 

シンプルは自分に忠実なこと・・・・

つまり『わがまま』

・・・・だから嫌われる勇気も必要だ。

 

と・・・・これが私の考えるシンプルです。

 

もしかすると世界を複雑に見たい人には、

物足りない答えかもしれません。

 

でもシンプルな話なのでシンプルに終わらせて欲しい。

 

私はわがままな人間なんです。

おわり

 

この記事を書いた人

ハルオサン

「社会の闇」に飲み込まれ続け、ヤケクソでブログを書き始めました。


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